素敵な色合いの床屋さんを抜けて、飯田橋から歩くことけっこうな距離。
印刷博物館に到着。
「文字」と「印刷」というものにスポットを当てた珍しい博物館。
企画展も多く、私が行った日は1950年代のアート
というテーマでいろいろやっとりました。
もう、アートは1950に完成されていたね、というほど。
鳥肌もんです。
ちなみに、撮影禁止だったので、どんなかは空想するべし。
----
で、象形文字がうまれ、パピルスという「紙」の始祖が在り
いよいよ活版印刷による、大量生産。
なんてのを展示物で確認しながらうろうろ。
なんと、活版印刷を体験できる催しがやっていた。
この中から文字を拾って、木の枠にはめていく。
学芸員(という言い方でいいのかな?)さんが傍らに立って頂き
すんなり拾っていく。
とはいえ、一つの単語を揃えるのだけでも2、3分はかかる。
文字の下にあるこいつらで、スペーシングをしてやる。
色々種類があるのは、文字の大きさに対応するためと、
最終的に木枠に隙間を作らないために、
細かく細かく横にしたり縦にしたりして入れていくため。
----
こんなん出来ました。
こいつにセットしてやり、紙をセット。
この機械がよく出来ていて、
文章で説明すると途方もなく面倒なので
「利器」
とだけ言っておく。ちなみに、ネットで十万円くらいで買えるらしい。
ちょっと欲しくなる。
つまり、それぐらいすげえのです。
しかし、考えてみたら文字は別売りなんだよなぁ……
途方もない。
----
体験コーナーの中に、昔の活版機らしい大きな機械がおいてありました。
それら一つ一つが、工芸品のような美しさを持っております。
装飾も見事。
世に出るのは、こいつが印刷した紙だというのに
無駄であるが、嫌いじゃない。
今の工業機械も、全部格好良くすれば
みんなテンションアゲアゲで景気回復しーの、
雇用率あがりーの。
----
そして、遠い道をとぼとぼ帰宅。
また違う企画展が始まったら行ってみたいなと思わせる良いところ。
#
by kazumkn
| 2008-07-06 09:57
| 散歩